UbiSense Ver2
「Firebase」は、2011年にシリコンバレー発のスタートアップ・Firebase社がサービスを開始したMobile Backend as a Service(MBaas)です。その後、2014年にGoogleが買収し、Googleの持つクラウドプラットフォームに統合されました。
MBaasはBaaS(Backend as a Service)とも呼ばれており、クラウドデータベースでけではなく、Webアプリケーションやモバイルアプリケーションのバックエンドで行う機能を提供するクラウドサービスです。「Firebase」はアプリ開発者向けのサービスで、バックエンドの処理を代行することで開発にかかる時間・手間の省略が可能で、コスト節約にもつながります。
Firebaseは、IoT Study Kit 4、IoT Study Kit 5、Raspberry Pi で利用する。
IoT Study Kit 4
IoT Study Kit 4には、次の部品から構成:
- M5StickC
- VL53L0XV2で距離検出TOFモジュール (Option)
- BMP260で温度検出モジュール (Option)
自作したアダプター
IoT Study Kit 5
中国のAi-Thinker社が開発した、ESP32とカメラモジュールを搭載したボードです。特徴は次の通り。
- 外付けアンテナに対応したESP32-WROOM32互換チップを搭載。
- 4MBのPSRAMを搭載。
- OV2640(1600×1200)又はOV7670(640×480)のカメラモジュール搭載。
- MicroSDカードスロット搭載。(SD_MMC仕様)
- USBコネクタや、USB-シリアル変換チップが搭載されていません。別途、USB-シリアル変換ボード又は、ESP32-DevKitのようなボードと、接続ケーブルが必要です。
- 8ピン×2列 の端子を持ち、電源、フラッシュ書き換え用のシリアル、8個のGPIOが割り振られています。
ESP32と同じく、Arduino IDEで開発可能です。その場合、 ツール-ボード で、「AI Thinker ESP32-CAM」を選んで下さい。
Raspberry Pi
ラズベリーパイは、2012年にイギリスのラズベリーパイ財団によって、教育目的で開発されたワンボードコンピュータです。$30程度の低価格と、便利なライブラリ、そして世界中の人が多くの作例をインターネットで共有した事により、一躍IoT時代の代表的なプラットフォームとなりました。
2019年以降も最新のラズベリーパイ4 Model B(以下ラズベリーパイ4)が発売されたり、新しいOSのイメージライトツールが出るなど、その勢いは留まる事を知りません。